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FLOWER THERAPY

kobushi no kiの店頭にならぶ花や枝は、その種類ごとにあった水あげ方法を行い元気良く陳列されています。
お買い上げ頂きました後、30分以内に花瓶等に飾っていただければ、お花の鮮度は落ちることなく、そのままお楽しみ頂けますが、長時間お持ち歩きされますと、花首が下がりションボリしてしまいます。
そんな時は、ちょっと手間でも、お花を少しでも長く楽しむために、そのまま花器に入れてしまわずに、水の吸水効果を高める「水上げ」をしてあげましょう。


□水上げ作業をする前に□
綺麗なお花を長く楽しむための作業です。用意する水や器(バケツ、桶etc.)、道具(ハサミ、ハンマーetc.)も汚れのない綺麗なものを使いましょう。
また、切る時は斜めに勢いよくパシっと切って下さい。斜めに切ることによって表面積が広がり吸水効果が上がる他、吸水スポンジや剣山に刺し易くなります。


■水切り■
水中に浸したままを茎先を斜めに2~5cm程度切ります。
水中でカットした茎には水圧が掛かり、元気な切り花なら1~2秒で水が上がりますが、弱っているものは、すぐに水から出すと切り口に空気の層が出来、水の吸い上げが悪くなってしまうため10~30秒程度そのまま浸けておきます。
水上げの効果は遅くとも1時間程度でわかります。
水切りしたまま1時間置いても葉や花首にハリが戻らなければ、再度、水切りを繰り返すか、他の方法(「深水」「逆さ水」etc.)を併用して下さい。

■水折り■
水中に浸したまま茎先を折ります。
道具を使用しないため、はさみで切る「水切り」より茎の断面を清潔に保てる他、刃物で切るよりも茎先がほぐれ、断面の面積が大きくなるので、より吸水性が高くなります。

■湯上げ■
花や葉に湯気が当たらないように茎先を10cm程出し新聞紙でしっかり包みます。
加熱条件が均一になるよう、茎先をそろえて3~4cm程度を熱湯に浸し、浸した部分の色が鮮やかな緑色になったら取り出し、多目の水に移し暫く放置します。

■焼き上げ■
花や葉を熱から守るために茎先を20cm程出し濡れた新聞紙で包みます。
中火の炎で茎先5cm程を真っ赤になるまで焼き、茎先2cm程が炭化したところで、急いで水に浸します。

■逆さ水■
水に浸けると傷みやすい種類の葉や茎の場合に用いる方法で、花を逆さに持ち、葉裏や茎先の切り口に霧吹きで水をかけます。(花に直接水がかからないように注意して下さい。)

■深水(ふかみず)■
花を新聞紙にくるんで、深さのある器(バケツ)にたっぷり水を入れて漬けておきます。
茎全体、葉からも水が上がるので、早く元気になります。

■根元割り■
茎先(根元)から2~5cm程を切り口が十文字になるよう切り込みを入れ、たっぷりの水に浸しておきます。(茎先から10cm程の皮を剥いておくとより吸水効果が高まります。)
枝が太いものは茎の根元10cm程を切るか、ハンマーで叩いて割ります。


□水上げ作業をした後は□
花器に活ける前に、水に漬かる部分の葉や小さな蕾は思い切って取って下さい。余分な花や葉が水に漬かる事により、雑菌が繁殖して水が腐り易くなり花も枯れてしまいます。
花器にはたっぷりの水を入れ、花器に生けた後も、水はまめに取り替えます。この時に花器の中も必ず洗うようにして下さい。茎先を少し切り戻し、切り口を清潔な状態に保って下さい。

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